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憧れの希ガス

元素周期表で覚えた物質を構成する原子達をよーく見ると、お部屋を持っていることが判りました。

そのお部屋は階層になっていて、中心になっている原子核に近いところから K殻・L殻・M殻・N殻・O殻・P殻 と呼ばれています。K殻には2個L殻には8個、M殻には18個の電子(-)の定員が決まっていて、例えば、水素原子(原子番号1)ならK殻に1個の電子が住んでいるのです。

そんな構造になっている多くの原子の中で、憧れの的になっている元素達が居ます。とっても安定していて、そこはかとなく高貴な感じがする????

そのグループは「希ガス」。。。周期表では右の端に並んでいて、英語でnoble gasとも言われている第18族の元素たちです。ヘリウム(原子番号2 He)、ネオン(原子番号10 Ne)、アルゴン(原子番号18 Ag)、クリプトン(原子番号36 Kr)などなのです。ブログの初日に紹介した「アルプス一万尺で覚える周期表」を歌って、「に」の後に来る元素が希ガスになっています。その希ガス、憧れられるのには原因があります。

水素(原子番号1)はヘリウム(原子番号2)に憧れてしまうのですが、水素がK殻に1個しか電子が無いのに対し、ヘリウムはK殻に2個電子を持っていてK殻の部屋が満員になっているのです。そんな安定したヘリウムを見ると水素は、一つのお手手を差し出して誰か手を繋いでくれるヒトを探しちゃいます。でも、ちょっと二重人格なので、もう電子を誰かにあげちゃおうか!って思うこともあるようです。

また、炭素(原子番号6)はK殻が2個の電子で満員ですが、L殻は8個の定員を満員にしてネオン(原子番号10)のようになるのに、4つの電子が足りません。ただ、水素のように少ない原子が足りないワケでは無いので、4個あげちゃってヘリウム目指すか、4個貰ってネオン目指すか、若干優柔不断気味です。

一方、酸素(原子番号8)がネオンのようになるにはL殻に2つの電子が足りません2個の電子が欲しいな〜と思っています。そこで、酸素原子が2個出会うとお互いの電子が足りないL殻をくっつけあって電子を貸しあいっこします。そうすると安定して安心します。

ところで、水素や酸素などの気体はH2やO2の形になっているという説を、アボガドロさんが発見したと昨日書きましたが、水素や酸素も同じように電子を貸しあいっこしています(共有結合)。ところが、水素が1つのお手手をつないで電子を交換しあいっこしているのに対し、酸素は2つのお手手をお互いにつなぎながら電子を交換っこしています。2つのお手手をお互いに繋いでいる状態を二重結合といいます。この二重結合が後で大切になってきます。。。

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