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ベンゼン環の固まり「フラーレン」

ずっと前から不思議に思っていた物質があります。それは「フラーレン」。化粧品に「抗酸化力がビタミンCの125倍!、あなたを紫外線から守ってくれる。プラセンタの800倍のコラーゲン生成」って謳われて入っていることがあります。日光アレルギーなので、紫外線から守ってくれる物質には敏感。

フラーレンっていうのは、炭素が沢山集まった固まりのことを言うのですが、化粧品に入っているのは、炭素が60個集まってサッカーボールのような形をしている「C60」フラーレンのことを言うようです。ナードでアロマテラピーを勉強した方にはおなじみの「ベンゼン環」が集まって出来ている物質です。

Benzen_2

ベンゼン環っていうのは、炭素6個が六角形に2重結合して、その6個の炭素に1つづつ水素がくっついた構造をしています(C6H6)。ベンゼン環を持つ物質を「芳香族」と言うのですが、これはまた後日。

単体の「ベンゼン」は、炭素を沢山もっている物質が不完全燃焼すると発生するようです。火山の噴火、森林火災、身近なところではタバコの煙でも発生していています。ベンゼンを化学工場で使っていてガンで亡くなられた方も出たために、「ベンゼン」の発ガン性が問題視されるようになったとか。「丸焦げのお肉を食べると癌になる」と聞きますが、ベンゼンと関係あるのかな?

フラーレンC60が発見されたのは1985年。フラーレンを発見した、クロトーさん、スモーリーさん、カールさんの3人は、翌年ノーベル化学賞をもらっちゃっています。そんなにスゴイのか?フラーレン。

フラーレンは物質的に安定していて、水や触媒には解け難いそうですが、化学反応しやすい物質のようです。そのため、いろんな実験が続けられています。医療分野ではHIVウィルスが増殖する時に必要な酵素の隙間にフラーレンを滑り込ませて、増殖させないようにする研究もされているとか。なんだか凄そうだ。

先日、たまたま立ち読みした化学系の本には、「まだよくわかんない物質だから、安易に使うのは勇気がいるかも・・・」って書いてあって、ちょっとギョッとしたんだけど、フラーレン入りの化粧水、もう使っちゃったから後の祭りだ~~。。

一応、水溶性フラーレンの安全性、発ガン性については、三菱化学安全科学研究所や広島大学で研究されて大丈夫って言われているようです。

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