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香妃の故郷 東トルキスタン

18世紀、清朝の乾隆帝の時代のお話。隆盛を迎えた清王朝は、その領土を拡大し、その戦果として西域で美しいと評判の高かった、ホージャ一族の娘、メムラエゼムの献上を求めました。求めた言っても、「無理やり捉えて、恋人とも別れさせ、北京の王宮に連れてこい!」ってことです。

メムラエゼムはその美しさと、香水をつけなくても、全身から放つ「スナナツメ」の美しい香から、「香妃」と呼ばれました。乾隆帝はメロメロ。紫禁城の中にイスラムの宮室を建て、他の後宮の女性たちをそっちのけ、政治もそっちのけで香妃に入れ揚げます。ところが、ムスリムの彼女は恋人のことを想って、けっしてなびきません。

乾隆帝の側近からは傾国の美女の例えも出され、後宮の女性たちの嫉妬と清王室は大騒ぎ。見かねた皇太后が香妃に自害を勧めます・・・。

香妃の亡骸は輿に乗せられ3年かけてカシュガルへ返され、ホージャ一族の墓所に埋葬されたとのことです。このお話を神坂智子さんのシルクロードシリーズで読んで、泣いたな~。。。

「スナナツメ」は和名をヤナギバグミ、学名をElaeagunus angustifolaといいます。

乾燥にもよく耐え、耐寒性・耐暑性双方にも強く、耐塩性にも優れている落葉樹。雌雄異株。葉は和名の通り柳葉で、裏面は銀色。花は黄色で芳香を有する。実は、黄色・橙色・赤色と多様。根に根粒菌が共生するために土壌改良を目的として用いられる。また、花期が長いので、蜜源植物としても認められている。とのこと。

「スナナツメ」の香を嗅いでみたい!。。。でも、香妃の故郷、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)は大変なことになっているじゃありませんかっ。現代の乾隆帝が、現代の香妃達を連れ去ったりしているとか・・・。

香姫の悲劇はまだ続いているようです。資生堂のsaso(砂棗)が香妃をイメージして作った香っていわれているらしいので、今度探して嗅いでみます。でも、本物を嗅ぎたい!蜂蜜も食べてみたい!。東トルキスタンの人達に、少しでも平安が訪れますように。

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