ふしぎかがく

海外のホメオパシー問題

海外の情報は少しは漏れ聞いていたものの、日本に本格的に上陸し、市民権を得ようとしていたホメオパシー。どんな問題をはらんでいるのかは情報収集しておいた方が良いかな~とは思っていました。

助産師さんが乳児にビタミンKシロップの代わりに、ビタミンKレメディを与え、母子手帳も虚偽記載して乳児が亡くなられた件から、他の国の状況はどうなっているのか、もうちょっと真面目に探してみようと検索したら、「忘却からの帰還」というサイトに、かなりの情報が集まっていました。

その内容にびっくり。アメリカオレゴンでの医療ネグレクトインドでの死亡・失明ホメオパスを信じた癌患者の末路オーストラリアの腸閉そくとざっと見ただけでも・・・。マラリアの予防と治療にホメオパシーを使用して大変なことになったってな話しか知らなかったので、ちょっと。。。

また、William Nelsons氏が開発して、米FDAが販売を中止要請した機器についてThe Seattle Timesの記事を発見。彼のキャリアが???なことなども描かれています。こういうのって、国際的に取り締まることって出来ないのかな???

あと、英国保険省はホメオパシーの対象範囲を規定しているっていう記事も見て、ある小児科医の先生の「イギリスで病気になってはいけない」というサイトも思い出しちゃいました。日本って恵まれているかも・・・。

ビタミンK欠乏症 その2

助産師さんがビタミンKの代りにホメオパシーのレメディを与え、さらに、母子手帳にビタミンKを与えたと虚偽記載し、医師の検診でビタミンKを与えられてると認識されてしまったことで、ビタミンK欠乏症の乳児が亡くなられた件から、あちこちでホメオパシーに関する記事が出ていたのでまとめ。。。朝日新聞と医師法違反についての論議にまで発展しているようです。

「ホメオパシー」トラブルも 日本助産師会が実態調査
問われる真偽 ホメオパシー療法
ホメオパシー療法、信じる前に疑いを
一連の報道について 日本ホメオパシー医学会 
日本周産期・新生児医学会 緊急声明
朝日新聞VSホメオパシー協会 治療に医師免許必要なのか巡り
ビタミンK問題: 助産院とホメオパシー

いろいろ記事やブログを見た中で、びっくりしたのが米国で重詐欺罪で起訴されるような商品でも日本で普通に販売していいんだな~と。。。高価すぎて買う人がいないから平気なのかな?

このビタミンKの問題が新聞記事を賑せる前から取り上げていた「助産院は安全?」ブログが諸事情でお引越しをされたとか。新小児科医のつぶやきに詳細が書かれていました。

それにしても、医療従事者でビタミンK欠乏症についてよく知っていたであろうベテランの助産師さんが、何故、レメディが代わりになると思ってしまったのか、母子手帳まで虚偽記載するに至ったのかの経緯が気になります。

アロマの精油は雑貨扱いだけど、レメディはどういう位置づけなのかな?と前から不思議だったのですが、食品っていう扱いみたいです。。。

感染パーティってなんだ?

新型インフルエンザが発生してからアメリカで、「なーに、かえって免疫がつく!」と「感染パーティー」を開く人達が出てきて、米保険当局が「アホなことはやめれぇぇぇl!」と警告しました。二次感染した人に重篤な症状が出る可能性があるばかりでなく、流行している新インフルエンザの遺伝子が弱毒性のままという保証も無いし、ウィルスが変異して第二波が来た時に、感染パーティでつけた免疫が有効とは限らないからのようです。

スペイン風邪の時は第一次大戦中で、報道規制が引かれていたせいか、スペインの惨状ばかりが伝えられて「スペイン風邪」なんて名前になったそうですが、アメリカのシカゴが発生地らしいじゃありませんか。。。100年前にも、感染パーティがあったんでしょうか????アメリカの大らかさが、ちょっと心配になったので調べてみました。

感染パーティーは、Chickenpox(水疱瘡) Partyといって、ワクチンに否定的な親たちが、子供のうちに水疱瘡にかかっておくと軽く済むからと、子供同士うつしっこさせるモノらしいです。。。怒った子供がpox(梅毒)を大人に感染させる。なんてブラックコメディで揶揄されたこともあるとか。今回は、その新型ウィルスバージョンが開催されたために、米保険省が警告したようです。ざっと英文を見た感じでは、ホメオパシー関連の集まりっぽい。。。

「ホメオパシー」っていうのは、サミュエル・ハーネマンっていう19世紀のドイツのお医者さんが、「病気の症状を起こさせる毒は、病気を治癒することができる」という理論から、砂糖ツブにいろんな毒を薄めて患者さんに投与する治癒をしたことから、「ホメオパシー(同種療法)」と名づけらた療法です。

花粉症やアトピーの治療として、保険も適用される「減感療法」と混同する方もいらっしゃいますが、植物や鉱物を水やアルコールで10の30乗倍以上に薄めたものを、砂糖のツブに染み込ませて乾燥させた「レメディ」というものを使う民間療法です。薬を投与しすぎる現代医学への不信もあり、一部で脚光を浴びていて、日本にもホメオパシーの専門家、ホメオパスになる学校もあります。


日本でホメオパシーの治療を受ける場合には、保険は利きません。相談料は1回につき15,000円以上します。相談に乗ってくれるホメオパスのほとんどが、医師の資格を持っていないので、医師法に違反しないためなのか、事前に誓約書にサインしたりしてから、相談を受けることになります。自分で本を読んで、適当なレメディを選んでいる人も居るのかもしれませんが。。。

ホメオパシーには、ハーネマンの時代から否定的な意見があったようです。症状を発生させる毒を、薄めれば薄める程効果があるという理論も、毒の分子すら全く含まれない程に薄めているため、電子や分子の大きさが解明される頃になると、砂糖ツブ以外の何なの?という話になってきました。

その疑問に現在は、波動とか、水の分子が記憶するって説明がされてるようです。ところが、この「水の分子の記憶」を証明する実験は、ホメオパシーに肯定的な研究者以外は成功していないので、客観的に証明できていないのです。ちなみに「水が記憶媒体になっている」って論文は、イグ・ノーベル化学賞を受賞してます。(バカバカしい研究に贈られる方ね。)

また、臨床でプラせーボ程度しか効果が確認出来ないばかりか、現代医学の治療を中止してホメオパシー治療中を受けて、症状が悪化してしまっても、「好転反応」で片付けられていまい、重篤な症状に陥る人が出たり、ハーネマンが理論確立のきっかけとなったマラリアをホメオパシーで治療しようとして、深刻な状態で入院した方もいらっしゃるとか・・・。

現代医学の治療に否定的な傾向が強いせいか、ワクチンは意味がなく、含まれる添加物が自閉症やアトピー、アレルギーの原因だとホメオパスに言われるこもあります。病気にかかるのは、体が必要としているからで、ワクチンで疑似体験するより、本物にかかった方が免疫力が高まると、ワクチン接種を否定しています。

ただ、ホメオパシーの本に紹介されている現代医学を否定するデータが、医学的事実に基づいていないこと、ワクチンを接種しないことで、感染症、特に撲滅したはずのモノが再燃したらどうするの?って批判もされています。

私が一番疑問なのは、ミントを摂取するとレメディの効果がリセットされるというところ。何の成分が問題なのか質問しましたが、「判らないからアロマ程度なら大丈夫」と説明されたこと。ホメオパシー治療中に使う歯みがき粉は、アニスの香がしました。どの成分なんだ?

一部の国ではレメディを調べてみたら、ステロイド剤が使われていたこともあるようです。本来のホメオパシーでは、元の物質は検知されないほど薄めてあるはずなので・・・。えーっと。。。

ホメオパシーで、病気が治ったという方も居るようです。しかし、その治癒を、別の同症状の人で再現することは出来ないようです。「人によって違う、オーダーメイドの療法だから、同じ症状でも同じように治癒する訳では無い」と言われています。100年間、廃れないのには、何か「理由」があるのでしょうが、ちょっと不思議な療法のようです。

「奇妙な理論」という本の中では、偽医学と罵られていて、「医療殺戮」っていう本では絶賛されてたな〜〜。。何が正しいのか自己責任って世界なので。。。正しいものを正しく選択したいな〜と思います。

新型ウィルスが、鳥インフルエンザとミックスされたら大変だから、わざわざ混ざりそうなコトはしない方がいいかも。